
ウレタン防水工事についてご説明します。
1.ウレタン防水工事とは?
ウレタン防水工事は、液体状のウレタン樹脂を用いて建物の防水層を形成する工法です。
屋上やバルコニー、ベランダといった水平面だけでなく、複雑な形状の箇所や垂直面にも対応可能な点が大きな特徴です。ウレタン樹脂は、塗布後に硬化し、弾力性のある継ぎ目のないシームレスな防水層を作ります。
この防水層は耐久性が高く、ひび割れや建物の動きに対しても柔軟に対応するため、長期間にわたって防水性能を発揮します。
日本のように湿度が高く、四季を通じて気温の変動が大きい地域では、ウレタン防水の弾力性が特に有効です。
硬化後のウレタン防水層は、外部からの雨水の浸入を防ぐとともに、気候変化による建物の微細な動きや膨張・収縮にも追従します。特に、屋上やバルコニーなど、雨水の滞留しやすい場所での防水工事として高い効果を発揮します。
ウレタン防水工事の主な特徴
- 柔軟性が高い
- 軽量で建物への負担が少ない
- 部分補修が容易
- 短工期で施工できる
- 紫外線に弱く、保護塗装が必要
2.ウレタン防水工事のメリット
- 高い柔軟性と密着性
- 施工性の高さ
- 軽量で建物への負担が少ない
- メンテナンスが容易

3.ウレタン防水工事のデメリット
・施工技術に依存する部分が多い
どの工法にも言えることですが、ウレタン防水は、施工する職人の技術に大きく依存する点もデメリットです。塗布する樹脂の厚みが均一でないと、防水性能にムラが生じる可能性があります。
また、気温や湿度により硬化時間が左右されるため、適切な施工条件を見極めることが必要です。施工技術や経験が不十分だと、防水層が正しく形成されないリスクが高くなります。
4.ウレタン防水工法に向いている場合
- 複雑な形状や狭いスペースの防水が必要な場合
- 軽量な防水工事が求められる場合
- 小規模な施工箇所が多い場合
- 防水層の補修や再施工が必要な場合
- 防水と美観が求められる場合
- 病院や学校等、音の発生が制限される場合
5.ウレタン防水工法に向かない場合
・冬季や高湿度の施工環境
ウレタン防水は、湿度や気温に施工品質が左右されやすいというデメリットがあります。
6.ウレタン防水工法の施工プロセス

事前調査から、施工、アフターケアまで施工プロセスはこちらかご覧ください。
7.ウレタン防水工事に関するよくある質問(FAQ)
ウレタン防水工事に関するよくある質問はこちらからご覧ください。

8.ウレタン防水工事の施工に関するお問い合わせ

お問い合わせはこちらからどうぞ。